2010年11月6日土曜日

考える人

オーギュスト・ロダンの「考える人」は、世界の彫刻史上の最高傑作の一つ。
右ひじを左の太股についた窮屈な、あるいは力のこもった姿勢で考え込む姿に、鑑賞者は深く心を打たれる。鑑賞者はこの像に、「一人自分の力だけで考え抜かなければならない人間、つまり近代人」としての「自己の姿」を見いだしてしまうのではなかろうか。

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